動画広告の市場が急激に拡大する中、動画投稿/視聴における世界最大のプラットフォームとして使用されているYouTubeはその市場の中心として存在しています。

しかし、「動画広告を作ったものの、どのように配置すれば良いのかわからない」、「複数の広告メニューがあることは理解しているものの、メニューの概要や特徴についてや活用方法は理解できていない」という方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、YouTube広告の種類について、その特徴を解説した上で活用事例を紹介していきます。

この記事を読むことで、

・「YouTube広告を行うメリット」
・「YouTube広告の活用方法」

が分かります!

目次

  1. YouTube広告とは 
    1. なぜYouTube広告が必要なのか 
    2. YouTube広告のメリット
  2. YouTube広告の種類
    1. バンパー広告 
    2. TrueView広告 
    3. ディスカバリー広告 
    4. アウトストリーム広告
  3. 活用事例
    1. mouse
    2. 国大セミナー
    3. 「ハミングFine DEO EX」美女10人からのアプローチに思わず「汗る」シリーズ
  4. まとめ

1.YouTube広告とは

1-1.なぜYouTube広告が必要なのか

2019年12月にYouTubeの国内月間アクティブユーザー数は6300万人を突破し、今や世界の動画検索サイトとして確固たる地位を築いています。

注目するべきは、YouTubeの年齢別ユーザー数で、その利用者割合は2018年時点で、10代〜50代で70%以上の人が利用しています。

動画でのコミュニケーションが当たり前になった時代になった今、企業がYouTube広告を活用することはまさに必然の選択といえるでしょう。

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1-2.YouTube広告のメリット

YouTubeのアカウントには、ユーザーのさまざまな情報が登録されています。年齢、性別、居住地域や子供の有無、興味の範囲など、種々の情報を基にしたターゲティングによって、より精緻なWEBマーケティングが可能になります。

YouTube動画広告(TrueView広告)の特徴として、動画が一定時間視聴されるか、あるいは、広告がクリックされて、企業サイトへ移るなどした場合のみ、料金が発生するという仕組みがあります。

この課金システムでは、途中で動画が飛ばされるなどした場合、広告料が発生しないため、比較的余分な費用を使わないで済むという利点があります。

またターゲティング機能が充実しており、リマーケティング機能があります。

リマーケティング機能とは、特定のユーザーを追跡し、YouTubeの視聴中や、他のサイト(Googleディスプレイネットワークの加盟サイト)を閲覧中でも、自社の広告を表示させることができる機能です。

ターゲティングできるユーザーは、YouTube動画広告を一定時間以上視聴した人や、特定の動画を視聴した人など、さまざまな場合が考えられます。

リマーケティングすることにより、何度でも同じ広告を見せ、認知度を高められるというメリットがあります。また、一般的に広告を初見で見た人よりも2度目、3度目に見た人の方がCV率が高くなるため、何度も見せることが大切になります。

2.YouTube広告の種類

2-1.バンパー広告

バンパー広告とはスキップできない 6 秒の動画広告を示し、ブランド効果測定における 「 広告想起率 」 「 ブランド認知度 」 「 検索上昇率 」 を高める目的で開発されました。 TrueView 動画広告と併用することで、総合的なブランド効果の獲得が期待できます。

2-2.TrueView広告

「TrueView(トゥルービュー)」とはYouTubeのサイト上に掲載される動画広告を指します。

YouTubeユーザーにはお馴染みの、動画の前後や中盤に流れる広告のことです。
YouTubeはGoogleが運営しているため、TrueViewもGoogle広告の管理画面で設定、編集をすることができます。

広告のクリックや、一定数秒以上の視聴により料金が発生するので、費用対効果が高い動画広告といえます。

2-3.ディスカバリー広告

ディスカバリー広告とは、トップページや検索結果、関連動画の横の部分などに表示される広告のことです。YouTube内でユーザーが検索したキーワードや視聴した動画に関連する内容が表示されます。
サムネイル画像+テキストという形で表示され、それをユーザー自身がクリックすることで再生される仕組みです。

ユーザーがサムネイル画像をクリックし、広告を視聴した場合にのみ料金が発生します。ユーザーが能動的に広告を視聴するため、コンバージョンにつながりやすい広告であるといえます。

2-4.アウトストリーム広告

“アウト”ストリーム広告は動画の“外”、つまりWEBサイトやSNS、アプリの広告枠に配信される広告で、YouTubeなどの動画サイトユーザー以外にもアプローチが可能になります。

パートナーサイトの見込み顧客に表示するモバイル専用動画広告であるため、より多くのユーザーに動画を表示することでブランド認知度を高めるために役立ちます。

アウトストリーム広告は、モバイルとタブレット向けに設計されているため、最新のニュースのチェックやショッピングの最中に、タップして動画広告を再生したり、スクロールして広告を飛ばしたりすることができます。

3.活用事例

3-1.mouse

著名人を起用し、完全にブランド名の認知度アップを目指しているバンパー広告です。「ビジネスパソコンならmouse」それだけを伝えた見事に1メッセージな広告です。

3-2.国大セミナー

国大セミナー塾講師募集

「なかなか心を開いてくれなかった生徒が、成績を上げる体験を重ね、塾講師に心を開いていく」というストーリーの動画を制作。YouTube 動画広告として、東京・埼玉を行動範囲とする 18〜24 歳の大学生世代に向けて配信しました。動画広告は 145 万回視聴され、自社の採用 Web サイトへの誘導数は約 8 万件でした。結果として、今年度 1~5 月の講師応募数は前年同時期に比べて 130% となりました。

3-3.「ハミングFine DEO EX」美女10人からのアプローチに思わず「汗る」シリーズ

ハミングの男性向け商材の動画です。
この動画で真似したいのは、10パターンも作っていること。どれだけ良い動画でも1種類だけしか作っていなければすぐに飽きられて、ユーザーの興味を引けなくなります。

多くのパターンを用意することでユーザーに常に新鮮な体験をさせ、ブランドへの興味を引き上げかつエンゲージメントも維持することができます。

4.まとめ

今回はYouTube広告について、その概要と広告の種類の特徴について事例を交えながら解説してきました。

バンパー広告・TrueView広告・ディスカバリー広告・アウトストリーム広告のそれぞれの特徴を活用して、時には幅広く、時に精緻にターゲットを定めましょう。

CACTASではさまざまなターゲットに向けたYouTube広告の実績が多数ございます。YouTube広告制作にあたって、予算や納品までの期間など、お悩みのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。