ディレクター 荻田
ディレクター 荻田

この記事を読むことで、

・インナーブランディングに動画を活用するべき理由
・インバーブランディング動画を制作する際の注意点

が分かります!

コロナ禍による急激なリモートワーク化の加速により、組織内でのコミュニケーション欠如からくる「チーム意識の希薄化」や「士気の低下」などに課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。

今回はリモートワーク時代にも役立ちそうな、組織コミュニケーションを活性化させる「動画を使ったインナーブランディング」について解説します。

目次

  1. インナーブランディングとは?
    1. そもそもインナーブランディングとは?
    2. インナーブランディングがなぜ重要か?
    3. インナーブランディング動画の効果
  2. インナーブランディング動画の事例
    1. 事例紹介:Walmart store
    2. 事例紹介:カルチュア・コンビニエンス・クラブ
    3. 事例紹介:西武鉄道
  3. インナーブランディング動画制作の注意点
  4. まとめ 

1.インナーブランディングとは?

1-1.そもそもインナーブランディングとは?

「インナーブランディング」とは、企業が従業員に向けて行うブランディング活動です。

企業理念/企業文化浸透を通じて従業員のエンゲージメントを高めることによって、ステークホルダー(顧客、採用候補者、投資家)へのブランド価値を高めたり、組織のパフォーマンスを向上させたりすることができます。

具体的には、社内報や、インナーWEBサイトの構築、社内イベントなど
企業と従業員の関係を構築する活動全般がインナーブランディング活動になります。

1-2.インナーブランディングがなぜ重要か?

企業理念/企業文化を社内に浸透させて、会社へのエンゲージメントを高めることには、4つのメリットがあります。

・従業員のモチベーションの向上
従業員はもっと業務に対して意欲的になり、モチベーションが向上します。

・業務の効率化、生産性の向上
自ら考えて業務の改善を行う従業員が増え、業務効率化や生産性が向上します。

・離職率の低減
インナーブランディングにより従業員へ会社の魅力や考え方が浸透することで、離職率が低減します。

・従業員満足度・顧客満足度の向上
企業理解、社内の相互理解が深まり、従業員にとっての仕事、ひいては企業に対する満足度が向上します。

これは社外にも従業員の顧客対応を通して伝播し、結果として顧客の満足度も向上します。

1-3.インナーブランディング動画の効果

インナーブランディングにも様々な手法がありますが、誰にでも伝わりやすく、短い時間で一体感を醸成する効果を期待できるのが動画です。

具体的には以下のような効果があります。

・思いや熱量まで伝えられる
動画は映像と音声で情報を伝えることができるので、冊子の社内報などのテキストや画像のコンテンツよりも、思いや熱量をリアルに伝えることができます。

実際に実写動画で経営者や従業員を映すことで、人柄も表現できます。
さらにBGMなどの音声効果によって内容を盛り上げることも可能です。

・伝えたい内容が浸透しやすい
テキストコンテンツの場合、読まれないケースも多いというデータがあります。

https://u-site.jp/alertbox/20080506_percent-text-read


さらに、若者を中心に活字離れが起きており、テキストでの情報発信は臨界点をむかえています。

動画であれば視聴ストレスも低く、文字では空気感や人間味まで表現可能な為、理解促進も早く、社内への浸透もスムーズです。

・一つの動画で、何度でも、何人でも視聴できる
冊子などの印刷物であれば、人数分印刷しなければいけない上、紛失などで見れなくなってしまうリスクがあります。

動画であれば、一つ作ってしまえば、同じURLやデータで何人でも視聴が可能です。
また、故意的に消さない限り、何度でも見返すことができるのも特徴です。

2.インナーブランディング動画の事例

2-1.事例紹介:Walmart store

Walmart storeはのこの動画は、お客様からのお礼の手紙を従業員が読み上げて紹介するスタイルで、9本で一つのシリーズとなっています。

「安売りによって、お金を節約することができた。」
「子どもに賢いお金の使い方を教えることができた。」
など、次々と感謝の手紙が読み上げられていきます。

店舗で実際にお客様と接する機会のない従業員も、この動画を見れば、自分の仕事がいかに人々の生活の役に立っているのかを実感できます。

2-2.事例紹介:カルチュア・コンビニエンス・クラブ

全国にTSUTAYAや蔦屋書店、図書館、Tポイントカードを展開し、ライフスタイル提案を行うカルチュア・コンビニエンス・クラブの事例です。

創業者の増田宗明社長が掲げる「世界一の企画会社」という企業ビジョンを伝えることを軸に言葉ではなかなか定義しづらい
・CCCが考える「企画会社」とは何か
・どんな「世界一」を目指すのか、「世界一」についての定義
この2つの定義を映像で提示するワクワクするような動画を制作し、4500人の社員に向けて発信しました。


2-3.事例紹介:西武鉄道

「あれも、これも、かなう。西武鉄道」
西武鉄道ではこのコーポレートメッセージを掲げ、「あれもこれもプロジェクト」として都市と自然/仕事と遊び/暮らしと観光など、多彩な二面性を持つ沿線の魅力をWebサイトやSNSなど様々な活動を通じて発信しています。

従業員へもこのメッセージを浸透させる為コーポレートメッセージを体現している従業員の話や代表からの思いをインタビューとしてまとめて発信しました。

3.インナーブランディング動画制作の注意点

インナーブランディング動画は基本的に社内のコンテンツですが、
時には外部の人の目に触れることもあるので個人情報や権利関係には十分に注意しましょう。

社内の方々の協力があってこそ成り立つコンテンツなので周囲の従業員への気配りも重要です。

また、表現に関しても明らかな誇張表現はNGです。
社内のコンテンツだからこそ、自社をよく理解している人たちが見るものなので、ありのままを伝えるよう心がけましょう。

4.まとめ

インナーブランディングは、「企業のトップの思考やメッセージ」、「企業としての社会的存在意義」を定期的に従業員にシェアして「働く意味、意義」を従業員に感じとってもらうことが重要です。

これまでは朝終礼や全社会で比較的気軽に情報を発信できる環境でしたが、オンラインでのコミュニケーションが重要視される今、社員に対するメッセージの発信には動画は非常に効果的です。

社内コミュニケーションに課題がある企業様は、ぜひ一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ディレクター 荻田
ディレクター 荻田

株式会社CACTASでは、インナーブランディング動画も多くの制作実績があり、PR視点でのご提案も可能です。
気になる方は是非一度お問い合わせください。