企業のYouTubeの動画活用が増えている中、PV数の向上に悩んでいる企業の方は多いのではないでしょうか。
せっかく作ってYouTubeにアップした動画も人の目に触れなければ意味がありません。
WEBサイトを掲載するGoogleやYahooなどの検索エンジンと同様に、YouTubeにもSEO対策のポイントがあります。
今回は、明日から実践できるYouTubeのSEO対策として「メタデータ」と「サムネイル」の攻略について解説していきます。
目次
1.YouTubeのSEOとは?
1-1.YouTubeのSEOとは?
知りたいことがあるときにGoogleで検索をするように、最近は検索エンジンとしてYouTubeを活用する人が増えています。
そのため、WEBサイトと同様に「検索流入が期待できる状態にする」、「検索に対しての情報設定を最適化する」ことが求められます。
1-2.SEOに大きく関わるメタデータとサムネイル
YouTubeの検索アルゴリズムへの最適化手法の中で、重要な要素は5つあります。
・メタデータ
・サムネイル
・カード
・チャンネル
・再生リスト
中でもボリュームが大きく、動画アップロード時に必要なものが「メタデータ」と「サムネイル」です。
メタデータはタイトル/タグ/説明文/カテゴリーからなる「何の動画なのか」を説明するデータで、サムネイルは動画一覧に表示されるアイキャッチのことです。
どちらも「動画を再生したくなるかどうか」に関わる重要なデータです。
2.メタデータとサムネイルの設定方法
2-1.タイトル
動画アップロード時に設定することができます。
YouTubeの設定上、挿入できるタイトルの文字数は、60字以内となっています。
2-2.説明文
動画アップロード時に設定することができます。
1600字まで挿入できますが、2行以下(86字迄)に関しては「もっと見る」に省略されてしまうため、適切なボリュームで記入することを心がけましょう。
2-3.タグ付け
動画にタグを設定すると関連したキーワードで検索されたときに、検索結果に表示されやすくなります。
タグ全体の合計文字数が120字以下であれば、何個でも設定可能です。
動画に合ったタグを登録して、ユーザーが見つけやすいようにしましょう。
2-4.カテゴリー
YouTubeがあらかじめ用意しているカテゴリーに動画を区分けすることができます。
できるだけ想定ターゲットの興味/関心に沿ったカテゴリーを設定しましょう。
2-5.サムネイル
サムネイルは、YouTube上だけでなくSNSなどでシェアされた際も表示されます。
YouTubeには、動画をアップロードするときに動画からサムネイルを自動生成する機能がありますが、その機能では任意の箇所を切り出せません。
そのため、自分でサムネイルを作成してアップロードする方が効果的です。
また、サムネイルのサイズは「640px×360px以上」「アスペクト比16:9」と決まっているため、規定を準拠したサムネイルを作成しましょう。
3.メタデータ/サムネイルの活用のポイント
3-1.検索キーワードを意識したタイトルをつける
Googleのウェブサイトからの流入も考え、設定を行いましょう。
Googleでの検索結果に表示されるのはWEBサイトと同様に28文字までなので、タイトルは検索結果に表示される文言で意味が理解できるよう28〜30文字で記載するのがおすすめです。
Google同様、YouTubeにおいても、タイトルに検索キーワードを含むことで、検索時の上位表示を狙うことができます。
そのため、 Googleのサジェスト機能やツールを活用し、 テーマと関連性のあるキーワードを含んだタイトル設計を心がけましょう。
3-2.関連動画に表示されるようなタグを設定する
キーワードタグは検索順位にさほど大きな影響がないと言われていますが、
タグ付けによって、同じタグを扱っている他の動画からのアクセスを見込めます。
ただ、関連性のないタグが多い場合はスパム判定されてしまうケースがありますので、注意しましょう。
3-3.クリックしたくなるサムネイルを設定する
サムネイルは、タイトルと同様にユーザーが検索結果の中からどの動画を再生するかの一番最初の判断基準になります。
動画のクリック数や視聴回数を良くするには、
・感情の読み取れる画像(人物など)
・タイトルとは別のキャッチコピー
を設定することが重要です。
サムネイルのサイズと解像度の条件については、以下を推奨しています。
・解像度→1280×720(最小幅は640ピクセル)
YOUTUBE creatoracademyから引用
・アップロードする画像ファイル形式→JPG、GIF、GMP、PNG
・画像サイズ→2MB以下
・縦横比→YouTubeプレーヤーやプレビューでよく使用されるので16:9
3-4..ユーザー目線の説明文を設定する
基本的に「ユーザーは冒頭しか読まない」ケースがほとんどです。
必要な情報は最初の1、2文で的確に記載し、省略される後半には「もっと見る」を押してくれたユーザーを動画ページからYouTubeチャンネルへ誘導できる仕掛けを作りましょう。
3-5.その他の要素 カード/再生リスト/チャンネル
・カード
カードとは、2015年3月から実装された、再生中の動画にカード型の情報を掲載するサービスです。
再生中の動画の画面内に!が表示され、他ページへのリンクやチャンネル登録、寄付などの様々な行動を促すことができます。
カードは最大5枚まで設定でき、複数のカードが登録されている場合、視聴者は動画を再生しながらカードをスクロールすることができます。
・再生リスト
動画を複数本集めて再生リストを作ることができます。
再生リストは次の動画が自動再生されるため、特定の順番で動画を見せたい場合や関連する動画を併せて見せたい場合に有効です。
シリーズものなどは再生リストにまとめて、ユーザーが見やすいように整理しましょう。
また、再生リストは動画の検索結果にも表示されるので、再生リスト単位での上位表示を狙うことができます。
・チャンネル
セッションの追加、誘導アイコンの設置、固定URLの設定など、チャンネル設定を最適化することで、視聴者を自社チャンネルに集めることができます。
また、「チャンネル登録者向け」「チャンネル非登録者向け」というセグメント化された設定ができるため、ユーザーの性質に応じたアプローチが可能です。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
YouTubeにおけるSEOはメタデータ/サムネイル/カード/再生リスト/チャンネルの5つの要素から上位検索を判定されます。
それぞれの内容を理解した上で、YouTube運用に活かしてみてください。
株式会社CACTASでは、YouTube用の動画制作からチャンネルの運用まで幅広くサポートしております。
ご興味がありましたら、是非一度お問い合わせください。