ディレクター 田渕
ディレクター 田渕

この記事を読むことで、

・サービスブランディングに動画を活用するべき理由
・サービスブランディング動画を制作する際の注意点

が分かります!

SNSの発達により、消費者行動が急激に変化したことで、商品・サービスのブランドと消費者との結びつきについてマーケティング視点で考えることが重要な世の中になりました。

その中でも、「モノ消費」から「イミ消費」に変化したことで、ブランディングにおけるコミュニケーションの視点も変化を迫られています。

本記事では、デジタルコミュニケーション時代におけるサービスブランディング動画の制作メリットと注意すべきポイントについて、事例を交えてご紹介していきます。

目次

  1. ブランディングになぜ動画が有効か
    1. 商品のブランディングとは
    2. なぜ動画が有効なのか
  2. サービスブランディング動画活用の3つのメリット
    1. 印象に残りやすい 
    2. 「共感」から拡散されやすい 
    3. 映像と音声で目指す世界観が明確に伝わる
  3. サービスブランディング動画を作る3つのポイント 
    1. 共感・感動を促すストーリーを意識する 
    2. 商品・サービスの「価値」を伝える 
    3. 実現したい将来像などのコンセプトをブレさせない
  4. 活用事例 
    1. ネスレ日本
    2. BMW
    3. キリン
  5. まとめ

1.ブランディングになぜ動画が有効か

1-1.商品のブランディングとは

商品におけるブランディングとは、「商品が提供できる価値とは何なのか」をしっかり固めて、「あるべき姿」を明確にした上で、様々な手法でそれを浸透させる活動と定義できます。

もう少し簡単にいうと、「私たちの商品は〇〇な商品です。」という理想のイメージが社員と消費者の間で一致している状態がブランディングが成功している状態です。

このように、提供している商品の機能的・情緒的な価値が実現する理想的な世界を「あるべき姿」と呼びます。

1-2.なぜ動画が有効なのか

企業が商品のブランディングを行う際に、あらゆるステークホルダーへブランドを浸透させるという観点で動画は非常に有効だと言えます。

なぜなら、動画はテキストで伝えきれなかったメッセージを映像と音声で伝えられるため、その商品のストーリーを過不足なく伝えることができます。

映像と音声で直感的なニュアンスや世界観を伝えられる動画コンテンツは「イミ消費」時代のブランディングに必要不可欠なソリューションであると言えるでしょう。

2.サービスブランディング動画活用の2つのメリット

動画コンテンツの最大の長所は、映像と音声を活用することで立体的に商品の魅力を訴求できることです。
その長所はブランドコンテンツとして大きく2つのメリットを生み出します。

2-1.印象に残りやすい

本や雑誌記事などの文字情報で、商品やサービスの魅力を伝えたり、正しく理解してもらったりするには、読み手はじっくり時間をかけて読む必要があります。

しかし、動画であれば動きのある映像と音声の両方から訴求ができるため、より短時間で豊富な情報を届けられます。

つまり、動画で情報を伝えると、視聴者は短時間でその商品の魅力を感じることができるため、テキストや画像コンテンツと比べて印象に残りやすくなるのです。

2-2.映像と音声で目指す世界観がより明確に伝わる

まず、動画は静止画(文字や画像)と異なり、動きがあるため豊かな表現が可能です。

文字や画像では、視覚を通じての訴求しかできませんが、動画では視覚と聴覚の両方に訴えかけることができるため、表現の自由度の幅が広がります。
映像に適した音楽・BGM・ナレーションを加えることで視聴者を動画の世界に引き込みやすくなります。

また、言葉ではどうしても抽象的でわかりにくい表現になってしまう付加価値やコンセプトも、具体的かつ直感的に伝えることができます。

ブランドは動画上で、しばしば「人」に例えられて表現されています。例えば、メルセデスベンツは都市に住んでいる高潔な男性に例えられます。スポーツカーの代表格であるフェラーリは、お洒落で高級志向なイタリア人男性に例えられます。

その人が登場して映像と音声で世界観が表現されることで、メッセージに属人性が増し、視聴者は「あるべき姿」についてイメージしやすくなるのです。

2-3.「共感」から拡散されやすい(番外編)

動画はSNSとの相性も抜群です。視聴者に面白いと思ってもらえるような企業独自のユニークな動画を制作したことで、SNSで爆発的に拡散された例も多くあります。

世界中にユーザーがいるSNSで拡散されることで、より多くの人に動画を見てもらうことができれば、商品やサービスの認知度向上にもつながります。

特に、視聴者を引き込みやすいのはストーリー性のある動画です。共感や感動を得ることができた動画は拡散されやすくなります。

3.サービスブランディング動画を作る3つのポイント

3-1.共感・感動を促すストーリーを意識する 

サービスブランディング動画では、いかに視聴者の感情に働きかけ、共感や感動を誘うことができるかが重要になります。そのためには、視聴者が興味を抱きやすいストーリー性のある動画構成が重要です。

ただし、内容に対して誇張しすぎた演出を行うと、かえって視聴者がしらけてしまう危険性もあります。視聴者に「無理やり感動させようとしている」、「わざとらしい」などと嫌悪感を抱かれてしまうとブランディングにはかえって逆効果です。

例えば、とある化粧品のブランディング動画で、女子高生が新しい化粧品を使うことで、男子高校生にモテるようになったというような味気ないストーリーはサービスブランディング動画には不向きです。同じ女子高生を登場させたとさせたとしても、女子高生の淡い恋心から変わりたいと決心し、踏み出す一歩を応援するストーリーなど、等身大のメッセージを伝えることに専念しましょう。

ブランディング動画では、「あるべき姿」に至るまでのストーリーが大切です。そして、そのストーリーに筋を通すのであれば、「誰に向けた映像なのか」を明確にしておくことが重要です。

効果の高いブランディング動画は、ペルソナ情報(年齢や性別、生活スタイルなど)を考えて作られています。

3-2.商品・サービスの「価値」を本質まで理解する

作り手が、自社の商品やサービスの価値をしっかりと理解できているかという点も重要です。

一般的に、長すぎる動画は嫌悪される傾向にあります。そのため、あらかじめ他社と比較したときに差別化できるポイントや提供できる価値を明確にした上で、シャープにブランド価値を伝える必要があります。

商品やサービスの特徴や強みを把握できていないと要素の取捨選択がスムーズに行えない上、ブランディングの成功にもつながりません。

3-3.実現したい理想の世界のコンセプトをブレさせない

理想的な世界を伝えるためのストーリーを考えていると、ストーリーに偏りすぎて別のメッセージが伝わってしまうことがあります。まずは「あるべき姿」のコンセプトを考え、有効な動画とは何なのかを考えましょう。

コンセプトがブレてしまうと、伝えたいメッセージに一貫性がなくなり、ステークホルダーからの求心力を失ってしまいます。

例えば、自動車メーカーの社員Aは自社の車のことを「機動力があって、耐久力のある商品だ」と主張しているとしましょう。その一方で、同じメーカーの社員Bが「機動力よりも乗った時の安定感や広々としたシートでのリラックス空間が特徴だ」と主張していた際、消費者は違和感を感じます。この違和感が、ブランドの求心力を失うことにつながります。

逆にコンセプトが明確に定まっていて、一貫性がある場合は、ステークホルダーからの信頼を得ることができます。

コンセプトがブレないようにするために、自社の社員を巻き込み、機能的な価値だけでなく情緒的な価値まで言葉で定義づけする事が大切です。

「何を伝えれば、有効な動画になるのか」が見えてくると、それを踏まえてストーリーを組み立て、シナリオに落とし込んでいきます。

ブランディング動画の最終的な目的はファンを作るということです。ファンにどのようにリーチし、育成していくかをイメージして、制作する動画の目的とメッセージを明確にしていきます。

では、どのようなブランディング動画が良いものなのか、次の章で解説していきます。

4.活用事例

4-1.株式会社マンダム

ギャツビーの提供したい価値を表現したブランドメッセージ『I’m all ready』をアジアのヤング男性に届け、ターゲットである若者の「バディ」としての親近感や愛着を深めることで、彼らとの絆をより深く、またより多くの人に愛されるブランドとなることを目的にこのブランデッドムービーを制作しました。

ギャツビーが、若者の「バディ」として、髪型や身だしなみを整えるだけでなく、彼らの自信と挑戦心のスイッチを押す小さいながらも心強い存在でありたいというメッセージを込めています。

4-2.BMW

「青い手」は、第2 世代の BMW 3 シリーズを中心とした、父と息子の物語であり、BMW を所有する歓びと、愛車を受け継いでいくことで生まれる絆を描いています。

脚本及び監督は、映像作家として数々のドキュメンタリー映画での実績がある山中有氏が務めている。

BMW は、このショート・フィルムを通して、BMW を所有する歓びに加えて、定期的なメインテナンスによって愛車を受け継いでいく歓びを伝えています。

4-3.キリン

平成元年から現在まで、その時々に流行した恋愛あるあるを「愛の賛歌」にのせて紹介しています。「ギャンブルテレフォン」「封印されし彼氏」「奇跡の一枚ハンター」など、当時の様子そのままに再現し、プラズマ乳酸菌シリーズ「iMUSE」のコンセプト「いつまでも強く輝いた人生をサポートしたい」を伝えています。

5.まとめ

サービス・商品紹介にけるブランディング動画活用についてご理解いただけたでしょうか。

ブランディング動画の制作の際には、その商品の目指す「あるべき姿」を十分に明確にした上で、サービスのコンセプトと伝達手段を考える必要があります。

「イミ消費」の時代になったからそ、ブランディング動画の制作を検討してみてはいかがでしょうか。

ディレクター 田渕
ディレクター 田渕

CACTASではブランディング動画の制作実績が多数ございます。ブランディング動画制作に係る予算や企画から納品に至るまでのスケジュールなどご不明なことがございましたらお気軽にご相談ください。