ディレクター 荻田
ディレクター 荻田

この記事を読むことで、

・オンボーディングに動画を活用するべき理由
・オンボーディングに動画を活用する際のTips

がわかります!

新入社員や中途入社社員へオンボーディングを行う度に同じ説明を何度もしたり、何度も同じ質問に回答したりすることに煩わしさを感じている人事の方も多いのではないでしょうか。

スマートフォンの普及をきっかけに、動画はより身近なコンテンツになりました。

動画は人材育成にも取り入れられており、オンボーディングと非常に相性が良く、前述の課題を解決するのにはぴったりです。

今回はそんな「オンボーディング×動画」について解説していきます。

目次

  1. オンボーディングとは?
    1. オンボーディングとは?
    2. オンボーディングを行う際のポイント
  2. オンボーディングと動画の相性
    1. オンボーディングと動画の相性
    2. オンボーディング動画の種類
  3. オンボーディング動画の制作について
    1. 制作ポイント
    2. 事例紹介
  4. まとめ

1.オンボーディングとは?

1-1. オンボーディングとは?

「船や飛行機に乗っている」という意味の「on-board」から派生した言葉で、本来は船や飛行機に新しく乗り込んできたクルーや乗客に対して、必要なサポートを行い、慣れてもらうプロセスのことを指します。

そこから意味が転じて、オンボーディングとは、企業が新たに採用した人材を職場に配置し、組織の一員として定着させ、戦力化させるまでの一連の受け入れプロセスのことを指すようになりました。

そのほかにも、セールスの分野における解釈があります。
それは、企業が提供するサービスなどの新たなユーザーとなった顧客に対し、そのサービスで得られる体験の満足度を高め、継続的な利用を促すための一連のプロセスもオンボーディングと呼ばれるのです。

本記事では採用に関する定着/戦力化の事を指します。

1-2. オンボーディングを行う際のポイント

オンボーディングでは、入社した方の定着/早期戦力化を目的として行いますので「覚える」「慣れる」「馴染む」の3点がポイントになります。

覚える

オペレーショナルな部分や制度文化など、知識として早期に覚えることが重要です。体系的に覚えられたり、復習できるようにコンテンツを整えておく事がポイントになります。

慣れる

早期に業務に慣れることも必要になります。部署内での教育やOJTの制度、振り返りなどを細かくプログラムとして組んでおくとスムーズに進行することが可能です。

馴染む

オンボーディングを通して戦力化を図る中で、組織に馴染むことは1番重要といっても過言ではありません。チームや部署が一丸になって取り組む事が、早期戦力化への1番の近道です。

2. オンボーディングと動画の相性

2-1. オンボーディングと動画の相性

オンボーディングでは、具体的な業務の詳細な内容から組織文化の解説、全社を通して共通のオペレーショナルな説明に至るまで、全てを行う必要があります。

たしかに、組織文化を感じてもらうには熱量が必要で、人から直接話す方が伝わりやすくなります。しかし、簡単なルールやツールの利用方法などは入社者が出るたびに説明していては骨が折れてしまいます。

動画を活用すれば、簡単な内容のものやオペレーショナルな説明は毎回動画を確認してもらうだけで完了します。

人事担当者は本来行うべき人と人とのコミュニケーションに注力できますので、動画はオンボーディングに非常に相性がいいとえます。

2-2. オンボーディング動画の種類

オンボーディング動画は大きく分けると「マニュアル説明」と「事業/業務説明」に分けられます。

・マニュアル説明
企業内で利用されている勤怠ツールや会計管理ソフトなど、利用した事がないと
中身が煩雑で理解しにくいものを説明するための動画です。

アニメーションや画面キャプチャなどを用いて、映像内で説明を完結する事が可能です。

・事業/業務説明
事業責任者などから企業のさまざまな数値目標の解説や部署単位の詳細な説明をインタビューやアニメーション形式で行っていただくものです。

責任者の時間を何度も押さえる事は非常にコストがかかるので、コスト削減としても大きな効果を発揮します。

3. オンボーディング動画の制作について

3-1. 制作ポイント

オンボーディング動画において、動画で説明した後に人事担当者の確認や質問回答などで工数を割いていてはあまり意味がありません。
下記のポイントに気をつけながらコンテンツを準備しましょう。

・映像内で説明が完結するよう心がける
・復習が可能なようにタームごとに分ける
・再学習が行いやすいようタイトル/格納場所はわかりやすくする

3-2. 事例紹介

マニュアル:会計freee 使い方動画 

こちらはサービス提供側である株式会社freeeが出しているツールのマニュアル説明動画です。

こちらは入門編ですが、利用方法をあらゆる切り口から解説したものをYouTubeの自社チャンネルにアップしており、どの使い方をするか検索しやすく利用方法がわかりやすくなっています。

自社独自のツールを利用している場合はこちらを参考にコンテンツを制作するのも良いかもしれません。

研修動画:国立国会図書館 動画で見る資料保存

こちらは国立国会図書館が図書館員に向けて出している資料保存や修復方法に関する技術をまとめたものです。

特殊な技術なので口頭や文書では伝わりずらい内容でも、実際に行っているシーンを映像で見せれば非常にわかりやすく復習も行いやすくなります。 

4. まとめ

昨今、オンボーディングもオンラインで行うケースも増えてきておりますので
対面で行う方がいいコミュニケーション/常設コンテンツでも問題ないラーニングの2つを切り分けて人事の業務効率化と入社者のスムーズなオンボーディングを実現しましょう。

ディレクター 荻田
ディレクター 荻田

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