新型コロナウイルスの自粛環境下において、WebサイトやYouTube、各種SNSを通じて「サービス紹介動画」を目にする機会が増えてきたと感じる方も多いかもしれません。
この背景には「営業活動のオンライン化」があります。多くの企業が、コロナウイルスの影響によって機能しなくなった営業戦略を見直し、「対面で話さなくても、自社のサービスの魅力を伝えられる仕組み作り」に力を入れ始めています。
この記事では「営業活動のオンライン化」の波に乗り遅れないための「サービス紹介動画の活用方法」を実際の事例を交えて紹介します。ぜひ参考にしてください。
この記事を読むことで、
・多くの企業がサービス紹介動画の活用に力を入れる理由
・『伝わる・売れる』サービス紹介動画のおすすめの構成
が分かります!
目次
1. 動画コンテンツの特徴と動画活用のメリット
動画の視聴ハードルが下がった今日において、多くの企業が自社のビジネスをアピールするために動画を活用しています。
「サービス紹介に動画を活用するメリット」を解説する前に、まずは動画コンテンツに共通する「特徴・メリット」に関して確認しておきましょう。
動画コンテンツには「他のコミュニケーション手法よりも優れている点」が3点あります!
1-1. 表現の幅が広がる
動画コンテンツのメリットの1つ目は「表現の幅が広がる」ことです。
シナリオを映像効果で視覚的に表現する動画は、メッセージを的確に相手に連想させる事ができるため、購買行動へ繋がりやすいと考えられています。
また、動きのある映像に音響を加えることで、多角的に物事を伝えることができます。
1-2. 活用シーンが幅広い
動画コンテンツのメリットの2つ目は「活用シーンが幅広い」ことです。
SNSの発達やデジタルデバイスの普及、インターネット広告の機能向上などにより、動画コンテンツは様々な場面で、より身近に、よりパーソナルに訴求できるようになりました。
コンテンツに対する接触機会が増えることで、顧客に安心感や親近感を持ってもらうと同時に、スムーズな宣伝活動が展開できます。
1-3.短時間でより多く情報を発信できる
動画が他のコミュニケーション手法よりも優れている点の3つ目は「短時間でより多く情報を発信できる」ことです。
動画で発信できる情報量は、テキストや写真のみの約4000倍と言われており、アメリカ国立訓練研究所によると、動画はテキストより約2倍記憶に残りやすく、注視時間はバナーの約14倍と言われています。
伝達効率が上がる分、同じ時間・同じコストで「より多くの人に、より深く」自社のサービスを理解してもらうことが可能です。
動画コンテンツはビジネスの多くの場面において、他のコミュニケーション手法よりも効果的に機能します。多くの企業が「ビジネスツールとしての動画コンテンツの可能性」に注目し、その活用に力を入れ始めています。
2.サービス紹介に動画を活用するメリット3選
サービス紹介動画には、
・説明コストを圧縮できる
・活用の場面が幅広い
・CV率が向上する
という3つのメリットがあります。
2-1. 説明コストを圧縮できる
既存のサービス紹介資料 etc… を動画に代替することで、「より少ないコストで、より多くのユーザーに、より密度の高い情報を届ける」ことが可能になります。
「営業マンが取引先まで足を運び、資料を用いて説明を行う」といった工数を大幅に短縮し、他の営業活動にリソースを充当することができるようになります。
2-2. 活用の場面が幅広い
サービス紹介動画は営業活動だけでなく、広告やIRにも幅広く活用が可能です。
アニメーションや音響を用いて直感的に訴求できる動画の特徴を活かし、「海外のユーザーや投資家」にも自社のサービスを認知してもらうことができます。
2-3.CV率(サービスの購入率)が向上する
海外の調査によると、サービス紹介動画を視聴した消費者の73%は映像で紹介された商品を購入したり、サービスを登録したりする可能性が高くなるという報告があります。
動画には「購入の意思決定まであと一歩」の状態のユーザーの背中を押し、CV率を向上させる効果があります。
3.サービス紹介動画のオススメの構成!
「実際にサービス動画を制作したいけど、どうすればいいか分からない」といった方に向けて、サービス紹介動画のオススメの構成を解説します。
3-1. どんな問題を解決できるか伝える
ユーザーは自身の抱える問題の何かしらを解決してくれるサービスであれば使ってくれる可能性が高くなります。
逆にそのサービスを使う理由が曖昧な場合、そのサービスを使ってくれる可能性は低くなります。
サービス紹介映像では、「ユーザーのどの問題を解決するのか」がより明確に伝わるような構成を心がけましょう。
3-2. ユーザーの使用場面を想像できるように伝える
サービス紹介映像を作る上で意識するポイントとしては、映像を視聴したユーザーが「自分ごと化」できる映像かどうかが重要になります。
そのサービス紹介映像を視聴し、ユーザー自身がそのサービスを実際に使っているイメージを持つことができれば、CV率は高まります。
3-3. 訴求ポイントを絞る
サービス紹介映像を作る上で、訴求ポイントを絞ることも重要になります。多くの訴求ポイントを全て動画内で伝えようとする映像も存在しますが、全ての訴求ポイントを理解してくれるほど視聴者は親切ではありません。
できる限り、訴求ポイントは絞り、視聴した後に一つでも良いので、印象に残るポイントがあることが重要です。
4.サービス紹介動画の活用事例
4-1.ルクミーフォト
保育園・こども園向けのインターネット写真販売サービス「ルクミーフォト」のサービス紹介動画です。
冒頭でサービスのメリットを伝えたあと、保育士さんや先生の「子どもの写真をデジカメで撮影してパソコンに取り込んで…」という作業が大変だという悩みに共感させるという流れで展開します。保護者がサービスに満足している様子も表現されています。
後半には、実際にサービスを導入しているお客様からのコメントも収録されています。サービスのメリットを十分にアピールしたあと、動画の最後に導入費用が無料であることを明かすことで閲覧者の心理から意外性を引き出すことに成功しています。
4-2.チャットワーク
ビジネス用チャットツール「ChatWork」のサービス紹介動画です。
サービス動画として「チャットワーク新規登録(無料)はこちら」「有料版のメリット」などの複数の動画がアップされており、いずれも実際の画面を使用したものとなっています。
ChatWorkのように、すでに一定の認知度のあるサービスにおいては、ユーザーが抱える具体的な疑問に答える形式の動画も効果的です。
4-3.リノベる
中古マンションを購入してリノベーションを行うという2つのサービスを組み合わせた「リノベる。」のサービス紹介動画です。
アニメーションを使い、1組のカップルがショールームを見学してローンを組み、マンションを購入し、リノベーションを行って新しい暮らしを始めるまでの流れをストーリーで見せるという作りになっており、具体的な流れがわかりやすく紹介されています。
ある程度、中古マンションの購入やリノベーションについて本腰を入れて検討している層をターゲットとした動画になっています。
5.まとめ
サービス紹介映像はサービスの利用を促進させる上で非常に重要なプロモーション手法の一つになります。サービス紹介映像で、サービス理解を促進するだけでなく、よりサービスに興味を持ってもらう構成にし、ユーザーをさらに増やしてみてはいかがでしょうか。
CACTASでは商品・サービス紹介動画の実績が多数ございます。制作にあたっての予算感などご不明な点がございましたらいつでもご相談ください。